2020/04/05

巴里のカフェで




シャンソン歌手の
石井好子は

「巴里の空の下
 オムレツのにおいは流れる」

のなかで
卵3つとバターで作るオムレツについて
書いているらしい。

らしいと、書いているのは
他の著書は読んでいるのに
巴里の空の下、、は未読。

読んでいないのに
なんとなしに
知っているような気がしてしまう。

そんな不思議な本だ。


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昨年中
ASAMI-PARISコースを受講する中で
食事中の姿を動画で撮り
自分の姿を見直す課題があり

画面に映し出された
背中を丸めた姿に
うんざりさせられる。


次第に意識をする中で
試みに、と
ナイフとフォークをセットし
一皿に向かう

難しかった。

外食をしなくなって久しく
家の中での食事に
ナイフとフォークを揃えて
使うことは無くなっていた。


それ以来
一日の中で
ナイフとフォークを使った食事の時間を
設けるようにした。


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その中でも多く登場するメニューが
オムレツ

表面は硬めに焼くのが好みだが
中は少しとろみを残す。

ナイフを入れた先から
トロリと流れるオムレツに
手を焼く。

お手本がない中での試行錯誤。

オムレツに疲れると
目玉焼きにもするが

また難しい。

焼かれた白身は硬いようで柔らかい
黄身にナイフを入れれば
ソースのように流れ出す。


白身と黄身の修羅場に
放棄したくもなるが

誰が見ているわけでもなく
これは練習なのだと言い聞かせ
最後まで焼かれた卵と対峙する。


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根拠はないのだが
オムレツと目玉焼きを
克服すれば

ナイフとフォークの扱いは
かなり腕が上がるのではないかと思っている。


石井好子がいた頃の巴里と
今のパリ
私にとっては
どちらも遠い異国だが

時代が流れて
街や人も変わっても

おそらく
オムレツは
変わりようがない。

いつか

パリのカフェで
オムレツに挑みたいと思っている。


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6日、7日のブログはお休みいたします。

La lune
坂本 草子
soko sakamoto

photo
congerdesignによるPixabayからの画像